Youtubeやニコニコ動画等の動画サイトで「吹いてみた」「弾いてみた」系が好きです。
中でも一人で全てのパートを演奏してアンサンブルに仕上げている方々は演奏技術はもちろん、編集能力にも感嘆とします。
以前、スマートフォンアプリだけで一人アンサンブル(多重録音)をする方法を書きました。

今回はPCフリーソフト「Audacity」を使って一人アンサンブル音声を作成する方法をご紹介します。PCを使用することになりますが、各パートのタイミングを合わせることがスマホに比べて断然楽です。
Audacityとは
Audacityは無料の音声編集ソフトです。
Windows、MacOS等で使えます。波形を見ながら編集できるためトリミングが行いやすいです。ノイズの除去や部分ごとの音量調整など使える機能が満載です。
やってみよう
手順① 録音
各パートをそれぞれ演奏して録音をします。
3重奏の曲を録音したいなら、1stだけをまず録音します。そして2ndや3rdもそれぞれ単独で録音します。テンポを各パートで合わせるために電子メトロノームをイヤホンで聞く等工夫しましょう。
録音はスマホの録音アプリでも録音機器でも良いですが、WAVというファイル形式で保存できる方が良いです。
手順② 録音データをPCに保存
スマホや録音機器で録音したデータをAudacityに読み込ませるために、PCにデータを保存します。
手順③ 同時再生
ここでAudacityを使います。(Audacityのインストール方法や基本操作はググって下さい)
Audacityで新規ファイルを立ち上げます(ファイル→新規)。
そしてSTEP2で保存しておいた音声ファイルを、Audacityにドラッグ&ドロップします。
↑サンプル画像では1stと2ndと3rdを全て選択してドラッグ&ドロップしていますが、1パートずつドラッグ&ドロップでも良いです。
手順④ トリミング
各パートの開始のタイミングをそろえるために、波形を見ながらトリミングをすると良いです。Audacityでのトリミングは、削除したいところをマウスを使って選択しDeleteキーを押せば良いです。
きっちりと開始のタイミングを合わせたいときは、「拡大」表示することでトリミングの精度が上がります。
手順⑤ 書き出し
作成した同時再生音声の「書き出し」を行い、アンサンブルになった音声をWAV形式やMP3形式等で作成します。
これでアンサンブルの音声ファイルが完成しました。
まとめ
最初は難しそうに見えても一度すると「なんだこんなものか」と拍子抜けする簡単さです。チャレンジしてみて下さい。