
クラリネットを長時間吹いていると、右腕が重だるい

右手の親指だけでは楽器が安定しなくて連符が吹きづらい
クラリネット奏者にとって、楽器を支える右腕、右手親指というのはダルくなったり痛くなったり。腱鞘炎になる人もいますよね。
適度に休憩はいれているのに右腕が痛い、だるいについて私が試した方法やグッズを紹介します。
私の場合
初めに右腕が痛いと思ったのは高校のコンクール前です。練習時間が長く無理に吹いていたせいだと思います。しかしコンクールが終われば吹く時間も急激に減り、腕の痛みも自然と消えました。
次に痛いと思ったのは社会人になり市民楽団で演奏しているときです。特に長時間吹いていなくても重だるく感じることがありました。休憩をとってもあまり効果がなく、そこから色々試しました。
試したもの3つ
ストラップ(効果:小)
まず試したのはストラップ。B.AIR バードストラップ を買いました。人生初のストラップで、どの長さにすればいいか試行錯誤でした。安定感が増します。ただ右腕の痛み軽減には私には効果は小さかったです。
あとは私は使ったことはないですが、ブレステイキングを使っている人も周りにいます。
サムレストの位置(効果:大)
右手親指の位置が下すぎると腕に負担がかかるかもと思い、サムレストの位置を変えてみました。これが効き目ありました。サムレストを一番上の場所にすると楽でした。人にもよりますが。
サムレストの位置が固定の機種の場合は、トンコイマンのサムレストを導入するといいかもです。楽器に元から開いているサムレスト用の穴が合えば導入が楽ですし、もし合わない場合は楽器屋さんでの調整が可能です。
らくすと(効果:未知)
らくすとという、これまでのストラップの常識(首から下げる)を覆したストラップを購入しました。下管とベルの間のジョイント部分に引っ掛けるという……すごい!
B♭管より重いA管を吹くときに使ってみたいと思っています。らくすとはB♭管用のため、自分で改造してみようかと。
試した体の使い方1つ
腕の角度をキープする(効果:大)
難しいフレーズに入ったりすると、腕が下がるという傾向を指摘されました。それが腕がだるくなる原因なのではないかという可能性がありました。
意識的に腕を使うようにしたところ、あれ、痛くなりにくいかもと発見でした。腕をだるくさせないために無意識に腕の力を抜いていたかもですが、「しっかり楽器を支えるんだ。ムキムキっ」の腕の力を使うという意識の方が結果的に楽になって驚きでした。
まとめ
クラリネット奏者にとって右腕、右手親指は痛めやすいですよね。ストラップのようなグッズであったり、サムレストの位置、サムレストカバーで改善できるならしめたもの。どんどん楽になれるグッズは使っていきたいです。そして体の使い方を変えるというのは時間もかかりますが効果も大きいです。
ご参考ください。