管楽器奏者の口の中が見たい
クラリネットに限らず、管楽器奏者にとって大事な口の中。あぁ、楽器を吹いているときの口の中が見れればどんなに良いことか。
アーサー・ワイズバーグ『管楽器演奏の技法』p6にはこう書かれている。
弦楽器やピアノと異なり、管楽器には体系的な教育法というものはまだ存在しない。それは、演奏上の最も重要な、かつ基本的な要素が肺や口腔内にあり、観察不可能なため、メソードを確立しにくいからである。
そう、そう!
タンギングとか音程という重要なことを決めるのは口の中なのに、全く見れない。吹いた結果でしか判断できず、口の中で起きていることを検証できない。
そこで演奏時の口の中のことがわかる動画や研究を探してみました。
ホルンの場合
ベルリン・フィルのホルン奏者 サラ・ウィリスの超絶な口の中。
うーん、これすごいな。高音と低音でこんなに口腔内って変わるのか。タンギングのときの舌の動きも分かる。
クラリネットではないけどかなり参考になる。
トランペットとフルートの場合
動画ではないけど、トランペット、フルートのそれぞれ低音と高音を吹いているときのMRI比較画像がある。
リンクを貼ってそこから飛ぶとなぜかシステムエラーとなったため、スクショを貼ります。詳しく見たい方は「楽器吹奏時の筋活動と演奏音の関係に関する研究」で検索を。
サックスの場合
サイトの真ん中に動画が埋め込まれています。MRIではなく実際の口腔内の映像。
音量注意!!!
どうやって撮ったんだだろこれ。
クラリネットの場合
さてさて我らがクラリネット。MRIではなく実際の口腔内の映像。
音量注意!!!
このYouTube動画説明欄の英語をGoogle 翻訳にかけてみた。
私の学生は、彼が鼻/耳/鼻腔の医師であり、自作の独占的な撮影材料を手渡し続けて、クラリネットリードがどのように聞こえるかを調べます。 ここでは口の中からのトラック! “おまえ!” 本当に面白い!
たしかに本当に面白い!
クラリネットを吹いているところをMRIで撮ったものは探しきれなかった。引き続き探してみようと思う。
秘密のベールに包まれた口腔内の動きを知ることは、きっと上達に役に立つ。
リードの振動について気になる人は村尾恵一さんの論文もどうぞ
口の中だけでなく、横隔膜も気になる方はこちらもどうぞ
チューナーの中も気になる方はこちらもどうぞ