吹奏楽を大人になってから始めたとき、楽譜を読むのが苦手という人いらっしゃいます。特にリズムが難しいものです。
そこでゲーム感覚で楽譜からリズムが分かるように鍛えられるウェブサイトをご紹介します。無料です。
りずむん
洗足オンラインスクール(洗足音楽学園)が提供する、リズム教育のためのソフトが「りずむん」です。インストール不要で、インターネットにつながるパソコンがあれば遊べます。無料です。
スマートフォンには対応していないのですが、パソコンが使える環境あればぜひ、ぜひ、ぜひです。
リズムが合っているかどうかというのは、一人で勉強するとき答え合わせが難しいものです。りずむんだと、回答をするとすぐに正解かどうか、間違っていたのはどのあたりかを教えてくれます。
遊び方
りずむんのサイトを開きます。
「はじめる」をクリックします。
ニックネームを入力します。最初から入力されているニックネームのままでも大丈夫です。ニックネームを入力したら「スタート」をクリックします。
モード選択
遊び方の説明画面になります。
ここが少しややこしいです。
片手モードと両手モードが選べます。両手はピアノのように右手と左手で違うリズムを練習できます。吹奏楽の管楽器の場合、片手モードで遊べば十分です。
使用するキーについては、色々使えますがとりあえず「スペースキー」だけで良いです。
「片手でりずむん」をクリックします。
レベル選択
様々なレベルの問題が用意されています。まずは導入の10級をやってみましょう。
級を選ぶと、課題が並び1~20が選べます。まずは1を選んでみてください。
遊んでみよう
課題1を選ぶと、楽譜が表示されます。
いくつか好みに合わせて「許容範囲」「図形表示」「テンポ」を変更できますが、何も変更しないままがまずはオススメです。
「Start」をクリックしましょう。
Startを押すと、「判定開始可能」という文字が出てきて、タン、タン、タン、タンと音が流れます。もし音が何も聞こえなかったら、パソコンのスピーカーがONになっているか確認してください。
タン、タン、タンという音がメトロノームになります。タンの音1つが1拍です。
このタン、タン、タンに合わせて楽譜に書かれてあるリズムをパソコンのキーボード(スペースキーなど)を叩いて回答します。
タン、タン、タンが鳴り始めてからいつでも回答を開始できます。
回答が終わると、すぐに正解との答え合わせになります。
点数が表示されるので、満足いけば次の課題へと進みましょう。
何級までやればいいか
りずむんは10級~名人までありますが、7級までクリアできればOKです。もちろんどんどん級を上げるのも良いですが、7級までの楽譜のリズムが分かると吹奏楽団の楽譜のおおまかな部分は読めるようになります。りずむんの7級までで基本的な理解をして、あとは配られている楽譜で実践、分からないところは仲間に聞くで良いと思います。
なぜ7級か
7級までやると、3種類の拍子(4分の4、4分の3、8分の6)が学べます。8分の6が最初のうちは難しいと思います。ただ、吹奏楽の楽譜で8分の6はまぁまぁの頻度で見るため、8分の6が出てくる7級までするのをオススメします。
また、タイも最初は難しく感じます。これも7級までで「タイってこういうことか」と分かります。
「実際に演奏する楽譜は7級より複雑なのに大丈夫?」と思うかもしれません。しかし難しいリズムも、いくつかのパターンの組み合わせというだけなので、7級までやればあとは分解して少しずつ理解すればOKです。
まとめ
楽譜の読み方、特にリズムについてどう学べば良いのか分からないという方、ゲーム感覚で学べる「りずむん」にチャレンジしてみてください。
楽器のレッスンを受けている場合、先生に聞くことももちろんできます。先生に聞くことと一緒に、りずむんを使いながら楽しんで楽譜に親しむことができれば効率も良いです。
ぜひ!